「明日は会社に行きたくない」とは多くの人が一度は経験した思いでしょう。
しかし、それでも会社には行かなけらばなりません。そういった時にはどのように対処すればよいのでしょうか。
このページでは、何とか会社に行こうとするモチベーションを上げるコツを紹介します。更に最悪、会社を辞めることになってしまったとしてもその後色々な選択肢もあるということを解説します。
目次
仕事を辞めたいけど辞められない
会社に行きたくなくなってしまった人には色々な理由があるでしょう。
しかし、会社には行きたくないけど、行かなければならないという葛藤が頭の中で繰り広げられていると思います。
この葛藤が無ければ辞めたい会社などすぐに辞めてしまっているはずです。
お金を稼がなければならない
家族を養う人でも、一人で暮らしている人でも生活をするためにはお金が必要です。
そして、お金を稼ぐためには働かなければなりません。日々生活するための生活費が必要ですし、何かあった時のための貯蓄も必要です。
しかし、現在のところ貯金もほとんど無いし会社を辞めてしまったらお金の工面に困ってしまう。仕事を辞められない理由として一番多いのは、このお金の問題でしょう。
責任の問題
仕事を辞められない理由としては責任の問題もあるでしょう。自分が運営している仕事で自分が抜けたら困る人がたくさんいると思うと、どうしても辞めるわけにも休むわけにもいかないです。
特に真面目な人にとっては、自身に与えられた仕事を最後まで全うしようと最大限の努力をします。責任のある管理職のような立場であれば、更に辞めにくいという感情になってしまうでしょう。
辞めさせてもらえない
例えば人手の足りていない職場では仕事を辞めると言っても、上司や同僚にとめられてしまって辞めるに辞められないという状況もあります。
辞めると言う度に説得をされて、結局は情に流されて辞められないという人もいます。
説得されているときは、もう少し頑張ろうという気持ちになったとしても何日かしたら又辞めたくなるという状態を繰り返します。
会社に行きたくない代表的な5つの理由
会社に行きたくなくなる理由はたくさんありますし、個人によって事情も異なりますがここでは代表的な例を挙げます。
まずは自分がどのような理由で会社に行きたくないかを知ることも大事です。
職場の人間関係
会社に行きたくない理由として一番多いのがこの職場での人間関係の問題でしょう。一緒に働いている上司や同僚が苦手だということです。人によってはパワハラを受けているという方もいるでしょう。
この人間関係は社内で働いている時間帯だけではありません。休憩中の食事や仕事終わりに飲みに誘われるということもあるでしょう。更には休日まで「付き合い」という名の接待がある場合すらあります。
苦手意識のある相手と共に同じ時間や同じ空間を共有するのにはかなりストレスが溜まります。
自分に合った仕事ではない
人には誰でも向き不向きというものがあります。働き始める前は就職先がどのような仕事内容であるか、なかなか理解できないものです。
その為、どんな業務も全て自分に合ったものではないということに働き始めてから気づきます。どのような業務も円滑に進めることが出来ないということもあります。与えられた業務のほとんどに対してやる気が出てこないということもあります。
極端な例で言えば、体力がないのに肉体労働をさせられたり、情報の処理能力がないのにデスクワークをさせられたりする場合があります。こういった状況が続いていくと働く意欲は下がっていってしまいます。
自分が望んだ仕事ではない
そもそも、自分が望んでいた夢とは違うという場合もあります。生活していく上で、仕方なく仕事を決めたけど夢は別にあるという人です。
そういう人にとって、現在の仕事は腰掛に過ぎないものです。その為にどうしても本腰を入れて仕事に集中することが出来ない状態にあります。集中していないので業務の遂行も中途半端になりがちになってしまい、結局は上司や同僚からの信頼も無くなっていくのです。
共に働いている人からの信頼が無ければ勤労意欲はなくなります。自身が望んでいない仕事であるのであればなおさらです。
仕事内容が過酷
ブラック企業のような場所ではなくても、自分一人では絶対に終わらせることのできないような仕事を負わされているという場合もあります。
日本の企業では未だに根性論で仕事を終わらせるという風潮があります。
会社から与えられた業務は責任をもって全て終わらせなければならない、という強迫観念から寝る間も惜しんで働くという場合があります。このことにより、睡眠不足や体力の限界まで働かされるということもあります。
そして、その過酷な状況を想像してしまうと会社に行きたくなくなってしますのです。
やることが無い
逆に、仕事が全くないということもストレスを感じてしまいます。毎日パソコンの前に座り、ボーっとして時間が去っていくのを待つというのは色々なことを考えてしまいます。
「このまま仕事が無ければいつか会社が倒産するのではないか」「いつか急に解雇されるのではないか」などです。こういった考えをすることで不安が募ってしまいます。
又、仕事がないのは誰からも信頼を得ておらず業務を与えられていないという場合もあります。仕事もなく会社に行くのはとても肩身の狭い思いになります。当然、会社には行きたくなくなってしまいます。
会社に行きたくなくなった時の5つの対処法
では、「明日、会社に行きたくなくなってしまった」という緊急の課題を持っている人はどのような対処をすればよいのでしょうか。
ここでは、何点かの対処法と提案を紹介します。
職場で楽しいことを思い描く
先に具体例を出しますが、職場に好きな人がいれば毎日会社に行くのも楽しいでしょう。こういった恋愛ではなくても職場に行けば何らかの「楽しい」ことがあれば会社に行くことも苦ではなくなるでしょう。
まずは会社に行けば感じられる楽しいことを思い描いてみましょう。
例えば「難しい業務でも成功させれば人々からの信頼を得られるかもしれない」、「気の合う仲間がどこかにいるかもしれない」などです。その楽しみを想像することで、会社にいくモチベーションに変えるのです。
自分の感情と向きあう
なぜ自分は仕事をしたくないのか?ただ漠然と仕事に行きたくないと思っていると何も解決策も出てこないですし、何よりもこういったネガティブな感情のままでいるのはとても辛いです。こういった場合は「なぜ自分は会社に行きたくないのか」ということを追求してみるのも一つの対処法です。
メモやパソコンに思っていることを書きなぐってみるのも良いでしょう。自分の感情はどこから来るのか、知ることが出来ればその問題にどのように対処すればよいか考えることが出来ます。
そして、メモやパソコンに自分の思いを書きなぐること自体もネガティブな感情を抑えることにもなります。
とにかく今日一日だけ頑張る
毎日、仕事をしていて未来のことを考えると絶望的な気分になってしまうことがあります。ネガティブな感情のまま将来のスケジュールを考えると自分を苦しめるだけです。
そこで、明日の1日だけ頑張ってみようという考え方にシフトすればよいのです。
この1日だけならばなんとか頑張って働けるでしょう。難しいことは考えずにただ1日を頑張って働きます。それを毎日繰り返せばいつの間にか仕事のキャリアも増えていくでしょう。
目標を設定して自分へのプレゼントを用意する
仕事に対するモチベーションが上がらない場合は上げるための工夫も必要です。
自分で自分が頑張ったご褒美に何かをプレゼントするのも、モチベーションを上げる一つの方法です。プレゼントは何でも良いのです。自分が楽しい、うれしい気持ちになるものをプレゼントしましょう。例えば、お酒が好きであればほどほどに飲みに行くのも良いでしょうし、野球が好きであればバッティングセンターに行くということでも良いでしょう。
大事なのは、自分の仕事が終わった時にご褒美があるということでモチベーションを上げることです。
休職する
あまりにも、仕事に行くのがつらいという場合は休職することも一つの方法です。ブラック企業でなければ求職をするというのは労働者の権利です。会社は労働者からのそういった申し入れがあれば許可を与えなければなりません。
勿論、休職する場合はそれなりの手続きも必要ですし休職中の計画、特に経済的な面は大事です。この休職中にリフレッシュしてみるのも良いでしょう。
そしてこの間は普段では出来ないようなことをして自分を見つめなおしてみましょう。旅行に行ってみるのも良いですし、自身で精神的に問題があるという場合は医者に行ってみるのも良いでしょう
最後の選択!会社を辞めてしまうという場合
どうしても会社に行きたくなくなったという人のために、辞めてしまった後はどのような行動をすればよいのか紹介します。
会社を辞めても大丈夫です。将来の選択はいくつもあります。
転職する
まずは次の仕事を探さなければなりません。
ハローワークなどに行くのも良いですが、これまでの経験を活かしたいという場合や、自身のさらなる成長を望むのであれば転職するのが良い方法でしょう。
コネクションが無くても転職サイトを利用することで自身に合った転職先を探すことが出来ます。
無料でカウンセリングを行うことが出来るサイトもありますので何社か探してみて気に入ったところに相談してみましょう。
雇用保険を受け取る
会社を辞めた後で、すぐに次の就職先が見つからないという場合はお金の心配が出てきます。そういった場合は失業保険を利用しましょう。一般的な企業であればこれまでの給料から自動的に雇用保険が引かれています。
これを払っていれば失業保険を受ける資格があります。受け取れる料金は個人によって異なりますが職を失っている間は生活が出来る程度は受け取ることが出来ます。したがって、仕事を辞めてからでもお金の心配をする必要はありません。
フリーランスで働く
これまでのキャリアの中で自分がどのような仕事が向いているのか、どのような仕事をしたいと思っているのか、と言うことを理解できていればフリーランスとして働くという方法もあります。
文章を書くことが好きであれば在宅でライターとして生活するのも良いですし、パソコンで絵を描くことが好きであればデザイナーとしての仕事もあります。
パソコンに自身があればエンジニアとしての職もあります。
会社に所属しないで働くという選択肢もあるということを覚えておきましょう。
選択肢を広げることで余裕を作ろう!
会社に行きたくないと思っている人の心理は行きたくないけど行かなければならないという葛藤によって、苦しめられています。ネガティブな感情の悪循環が更に行きたくない感情を掻き立ててしまっています。こういった時には心に余裕を持つことが大事です。心に余裕を持たせるには選択肢を多く持つことが必要です。
このページを読んで会社を辞めても多くの選択肢があるということを理解できたでしょう。
そして、少しは落ち着きを取り戻せましたか?余裕をもった判断力のある状態であれば会社でも安心して働くことが出来るでしょう。