人と関わることが苦手な人の中にはなかなか職場で人間関係を構築できずに、いつまで経っても居づらいと思っている人も多いです。ただ職場に居場所がないという理由だけですぐに転職するのはあまり良いことではありません。
そこでこの記事では、職場に自分の居場所がない時の対処法や転職をするタイミングなどについて解説します。
目次
新人なら居づらくて当たり前
入社して間もない間、上司となかなか話をする機会が無くて気まずく、職場に居場所がないと感じてしまう新人の人は多いです。
新人の中でもコミュニケーションをとるのが得意な人はすぐに飲み会や社員旅行などで上司と仲良くなっていますが、人と関わるのが苦手だとこのような場で上司と仲良くなるのは難しいです。
やはり新入社員を歓迎するイベントが終わった直後はイベントで上司と仲良くなれるかどうかで社内での立ち位置が大きく変わります。
ただ、この段階で会社に自分の居場所がないと判断してしまうのは良くありません。
仕事の頑張りを評価してもらって居場所を作るのも一つの手段
人とコミュニケーションをとるのが苦手なのであれば、時間をかけて仕事で信頼を得ていくことで職場での居場所をつくるという方法があります。
この方法だとすぐに職場で居場所を作ることが難しいですが、無理に人と話さなくてもできる方法なので、人とコミュニケーションを取ることが苦手な人でも問題なくできるでしょう。
それに、仕事でわからないことがあると上司と話すことになるでしょう。少しずつ上司と仕事の話をすることで徐々に上司との会話に慣れていくこともできます。
ただ、この際人一倍仕事に真面目に取り組まないと信頼を得ることができません。しっかり仕事をする時間は仕事に集中して取り組み、一生懸命仕事に取り組んでいることを周りに理解してもらいましょう。
職場で孤立しやすい人の特徴は？
職場で孤立しやすい人には特徴があります。
以下の事項に自分が当てはまる場合、仕事への取り組み方・人との関わり方次第で職場での居場所を作れる可能性も0ではありません。
マイナスなことばかりを言う
会社で孤立している人の場合、人の悪口を吹聴する、愚痴っぽいなどというように本人に原因があることも多いです。
やはり人の悪口などマイナスなことをたくさん話す人の相手をするのは疲れるでしょう。この場合も避けられこのような人の中には自分が悪いということを認められない人も多いです。このような場合はどこへ行っても良い人間関係を築けないでしょう。
話すことが上手でなくても、気分よく会話ができる人に人が集まってきますし、それとは逆に会話をしていて気分が悪い人からは人が離れていきます。
て当然と言えます。
仕事ができない
注意力が足りないために仕事でミスを繰り返してしまうと、周りに迷惑がかかるうえにいつも怒られていることから関わらない方が良い人と判断されてしまい、孤立することも多いです。
やはり社会人として働くうえで、一度した失敗はもうしないことを意識することは大切でしょう。
何度も同じミスを繰り返しているとあまりにも学習しないために仲良くしてくれていた上司からの当たりも強くなってしまいます。そうならないためにも、同じミスを繰り返さないようにしっかり失敗を反省することが大切です。
社内行事に一切参加しない
「会社の飲み会は日本社会における悪しき風習」と考え、一切飲み会に参加しない人も主に若い人を中心に多いです。
しかし、飲み会はやはり会社の人とコミュニケーションを取れる良い場所であることを忘れてはいけません。
そのため、参加する回数は少なくて良いので、年に数回程度は飲み会をはじめとする社内行事に参加すべきでしょう。
孤立している原因を把握し、改善しよう
職場に居場所がないと感じる人の特徴を把握しただけで居場所がない状況を改善できるわけではありません。
しっかり改善策を考え、それを実行しない限り自分の職場での居場所はできないでしょう。
そこで、職場での居場所を作るための方法にはどんなものがあるのでしょうか。
挨拶は社会人としてのマナー
今まで挨拶をしてこなかった人の場合、最初のうちは今突然挨拶をするようになったことから相手が驚いて挨拶を返してくれない可能性が高いです。
しかし挨拶を継続してすれば、徐々に相手も挨拶を返してくれるようになるでしょう。
それに、挨拶は一切話したことが無い人と話すきっかけを作る手段としても便利です。そのため、挨拶をする習慣が無ければまず挨拶をすることから始めましょう。
避けられている自覚があるならそれを改善する
確かに愚痴を人に話してストレスを発散することは大事ですが、相手の気持ちも考えなくてはいけません。特に職場で仕事の愚痴を話すと、他の人がその話を聞いている可能性が高いです。そうすると話し相手をしてくれている人の職場での居場所も無くなってしまいます。
そうならないためにも、仕事の愚痴は職場の外で話す、なるべく話し相手も会社の人以外を選ぶことを心がけましょう。
仲の良い仕事仲間を一人作る
職場で孤立していると思っていても、一人仲が良い仕事仲間がいるのといないのとでは全然違います。
一人に依存するのは相手に迷惑がかかるのであまり良いことではありませんが、仕事の話ができる相手が一人作ると、仕事の愚痴や嬉しかったことを仲間と共有できて仕事へのモチベーションも上がるでしょう。
それに、仲良くなった人を通じて会社での話し相手を増やすこともできます。
開き直ってプライベートを充実させることを選ぶのもあり
職場に馴染めないと思っているなら、「プライベートを充実させるためのお金を稼ぐ手段」として割り切ってしまうのもおすすめです。
やはりお金が無いと趣味に没頭することもできません。そこで、仕事を「休みの日に趣味を楽しむために必要なもの」と考えれば仕事に対するモチベーションも上がるでしょう。
ただ、仕事はチームで行うものなので最低限のコミュニケーションが必要であることも忘れてはいけません。同じチームで仕事をする人たちと気軽に仕事の話ができる程度の関係性を築き、プライベートを楽しめるように仕事も頑張りましょう。
人間関係が苦痛なら転職を
上司からハラスメントを受けていたり、自分に原因があるものの、今の職場で仕事を続けるのが苦痛だったりする場合には転職をすると良いでしょう。
ただ、転職する場合最低でも3年は同じ企業で働かないと同じ業種への転職が難しいので、勤務年数が3年未満であれば、勤務年数が3年になるまで耐えるのがおすすめです。
新人なら第二新卒枠を使うのもおすすめ
新人のうちに社内の人間関係が悪いことに気づき、他の会社に転職したいと考えているなら、第二新卒枠を使って転職するという方法があります。
第二新卒は新卒で会社に入社してから3年以内の転職希望者のことを言います。中小企業を中心に新卒人材の確保に苦戦していることから第二新卒の募集をしている企業は多いです。
第二新卒で転職活動をする際、未経験の職種へ応募できる点が大きなメリットと言えるでしょう。ある程度の年齢になると、どの企業の中途採用枠に応募するにも3～5年の実務経験を要します。
したがって、年齢が高くなればなるほど自分が経験したことがない職種への転職は難しくなってしまいます。そのため、第二新卒は自分が経験したことがない職種へ転職する最後のチャンスと言っても過言ではないでしょう。
第二新卒枠なら一切経験が無い状態で入社しても新卒と同じように入社した段階で1から仕事を教えてもらえます。そのため、転職するにあたって必要なスキルを身に着けるためのスクール費用なども一切かかりません。
早めに見切りをつけることも重要
最低3年は働いてみないと仕事・職場が自分に合っているかどうかわからないと良く言われますが、職場環境が悪くて職場にいるのがストレスである場合、早めに見切りをつけることも大切です。
特にミスが多くて居場所がないと感じている場合、仕事そのものが自分に向いていない可能性もあります。やはり自分に向いていない仕事を長く続けてもあまり成長できません。このような場合には異業種への転職を考えてみましょう。
もちろん同業他社へ転職する際に第二新卒枠を使うことも可能です。ただ、第二新卒枠で同業他社へ転職する若い人材は人間関係が上手くいかなかった人が大半となっています。そのため、転職理由を聞かれる際にも職場の人間関係に関して掘り下げられる可能性が高いことを理解したうえで転職活動に取り組みましょう。
ただ、第二新卒枠での転職ができるのは1回きりです。そのため、失敗できないことを理解し、入念な情報収集を行ったうえで転職活動に取り組みましょう。
20代後半以降は3年以上働いてから転職を
先ほど解説した通り、多くの一般企業が募集している中途採用の求人は、応募条件が実務経験が3～5年あることとなっています。
第二新卒枠と違って、20代後半以降の人に求められるのは伸びしろではなく即戦力として働ける力です。
そのため、職場環境が悪くて転職したいと考えているなら、転職するにあたって必要なスキルを身に着けましょう。
職場環境が嫌で転職するなら転職エージェントを活用しよう！
転職エージェントなら今まで会社で培ってきたスキルを活かせる職場を紹介してくれます。
そのため、人間関係が良好になるだけでなく、年収が上がる、休みが増えるなどといったより仕事へのモチベーションを高められる環境で仕事に取り組めるでしょう。
それに、転職エージェントの中には職場での人間関係に関する相談に乗ってくれるところも多いです。
職場に居場所がないと感じている人の中には客観的に自分を見ることができないためにその原因がわからないという人もたくさんいるでしょう。
そこで転職エージェントで客観的な意見を聞くことで次の職場で失敗しないための方法も学べます。
このように転職エージェントを使った転職はメリットだらけです。無料で利用できるところも多いので、転職エージェントを活用し、自分が楽しく働ける職場へ転職しましょう。