「仕事を与えられない」社内ニートだった私はこうして仕事を任されるようになった

仕事を与えられない

会社に勤めていながら社内で仕事を与えられず、社内失業している従業員を巷では社内ニートと呼んだりします。

出社し退社するまでネットサーフィンをしたり、エクセルに何か入力しているフリをしながら一日が終わるのを待つ。

私はまさにそのような従業員でした。

私が社内ニートになってしまった理由や、その状況から脱した方法を紹介しますので、同じような境遇の方に少しでも参考になると幸いです。

私が仕事を与えられない社内ニートになってしまうまで

人のアドバイスを聞くことができない

私は入社からしばらくはそれなりにうまく仕事をこなしていました。

しかし今にして思えば、それは誰にでもできる比較的簡単な仕事でした。

自分で「できている」と思っているため、仕事にやり方、進め方について上司や先輩がアドバイスをくれても、耳を傾けることができませんでした。

アドバイスをもらっても「いや、自分のやり方でもできますから。

」というように、素直にアドバイスを受け入れることができなかったのです。

人のアドバイスに耳を傾けないヤツという評価が徐々に社内に広がっていき、私にアドバイスをくれる人はいなくなっていきました。

納期に間に合わない仕事が出てきた

人のアドバイスを聞くことができなかった私は、仕事量が増えたり難易度の高い仕事を行うようになると、たびたび納期に間に合わないということが起きるようになってしまいました。

任された仕事が納期に間に合わない。

私に仕事を任せると後が大変だと陰口をたたかれるようになっていきました。

アドバイスももらえず、一人で残業し頭を抱える日々が続きました。

アドバイスも聞かず仕事もできず人間関係も悪化

仕事もできないくせに、アドバイスも聞けない生意気なヤツ。

そのように思われていた私は、みんなに嫌われていたと思います。

そのように思うと私は意固地になり、自分の殻に閉じこもり、人間関係が悪化していきました。

そのころには上司もまともに相談も乗ってもらえず、ほとんど仕事を進めることができない状況になっていきました。

アイツには任せられないね

仕事の成果が出せない私。

アドバイスも聞けず、生意気で嫌われてしまった私が仕事を与えられない状況になるのは今思うと必然でした。

こうして私は社内ニートが完成

こうして私は仕事を干され上司からも先輩からも相手にされず、同期も雑談につきあってくれるだけとなり、完全に社内ニートになってしまいました。

社内ニート脱却のために行った私の行動

これじゃいけない!まずは元気に挨拶!人間関係の改善

すっかり悪化してしまった人間関係をまずは改善しようと考え、私は毎朝元気に挨拶をすることにしました。

小さいことかもしれませんが、もっとも大切なことだと思います。

少しずつ返しの挨拶をしてくれるようになりました。

そして私は勇気を出して今までの非礼をお詫びしました。

具体的には正直に「仕事もできないくせに折角のアドバイスも聞かず生意気ばかり言って申し訳ありませんでした」という具合です。

挨拶とお詫びで少しずつ人間関係は改善していきました。

先輩の仕事を手伝わせてもらった

少し改善した人間関係ですが、それだけで仕事をすぐにもらえるわけではありませんでした。

私は先輩に時間があるのでお手伝いさせてほしいとお願いし、業務にかかわるようになっていきました。

先輩に依頼されたことはきっちりと行い、またわからないことはすぐに聞くようにしました。

「こうやろうとしていますがどう思いますか?」などやり方についてもより効率的なやり方を調べたり聞くようになりました。

しばらくすると周囲の私への評価が少しずつ変わってきて、上司もまた仕事を与えてくれるようになりました。

とにかく納期へのこだわりを徹底した

また少しずつですが仕事を与えてもらえるようになった私が意識したのは納期への強いこだわりでした。

かならずやり遂げるという強い意志をもって仕事に取組みました。

そのためには当然ながら人のアドバイスも聞かなくてははりませんし、良好な人間関係を作り協力も仰がなくてはなりません。

納期へ強いこだわりをもつことは、私ができなかったアドバイスを聞くことと、良好な人間関係を作るということを自然に意識させてくれました。

継続とさらなる取り組み

納期を守ることで信頼を取り戻しつつある私は、今までやってきたことは継続し現在はプラスアルファとして、優秀な先輩に他部署のキーマンを紹介してもらったり、仕事のやり方を積極的に教わり、社内でより必要な人材になるべく努力を続けています。

今では大きめの仕事も任せてもらえるようになり、社内ニートから完全に脱却することができたと思っています。

よく言われる社内ニートになりやすい人とその対処

世の中の声にも耳を傾けましょう

私の体験談以外にもいろいろな意見が世の中にはあります。

それも参考にぜひ仕事を与えられない、社内ニートだと悩んでいる人は脱却してほしいと思います。

いくつか世の中の声を紹介したいと思います。

社内ニートになりやすい人の特徴

仕事が嫌いでサボることばかり考えている人

当たり前ですよね。

そういう意識では周りは一緒に仕事をしたくありません。

でもこのような人は社内ニートの状況をむしろ喜ばしく思っているかもしれませんね。

自分に与えられた仕事しかしない人

私もこのタイプだったかもしれません。

与えられたことだけをやって、仕事ができているつもりになっていました。

与えられたことだけやっていては成長はありません。

成長しない従業員によい仕事は回ってきません。

よい仕事をしていなければ干されていくのは当然のことです。

納期を守れない人

期限を守れない人には絶対に仕事は与えられません。

任せられない人に仕事を依頼する人はいませんよね。

当然のことです。

仕事がどんどん増えると、忙しいのだからいくつかは納期遅れを起こしても仕方がないと考える人がいます。

それは危険な考え方です。

10人の人から仕事を依頼され、そのうち8人の仕事は納期内で、たった2人だけ納期に遅れたとしましょう。

80%はしっかりとできたといいたくなりますがそうではありません。

納期に遅れてしまった2人からすると、この人は単なる納期を守れない人という評価になり、信頼ゼロとなってしまいます。

社内ニートにならないために

基本的には上述の反対のことをすればよいのですが、具体的には以下のような行動が必要です。

積極的な姿勢

仕事が嫌いだとなかなか難しいかもしれませんが、積極的な姿勢、態度を見せていきましょう。

できれば仕事を好きになりましょう。

達成可能な小さな目標を設定し、達成する喜びを感じることで少しでも仕事が好きになれるのではないかと思います。

そうすれば自然に積極的な姿勢になっていきます。

スピードも内容も重視

仕事はスピードだけでも内容だけでも足りません。

両方を充足していく必要があります。

言うは易しですが、私はその両方を実現するためにまずはスピードを重視して進めながら途中途中で上司や優秀な先輩に資料を見てもらったり状況を報告してアドバイスをもらいながら完成度(内容)を上げていくようにしています。

コミュニケーション重視

報告・連絡・相談やそれ以外の雑談も非常に重要だと思います。

報告・連絡・相談をしていれば、もし自分が誤ったことをしていたり、想定以上に遅延していたりした際にアドバイスや支援をもらえます。

雑談は良好な人間関係に必要です。

仕事の完成度に大きな影響を与えるものだと思います。

意識が変われば運命が変わる

意識が変われば行動が変わり、行動が変わると習慣が変わり、習慣が変わると運命が変わるというような言葉を聞いたことがあります。

まさにそういうことだと思います。

私の場合は良好な人間関係を構築するんだという意識がその後の良い行動に結び付き、社内ニートから脱却することができました。

どんなことでもよいと思います。

何か前向きな意識をもってそこにこだわり行動すれば、何かが変わると思います。

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