ホワイト業界に転職する方法は?企業選びのポイントやアプローチをまとめてみました

転職 ホワイト企業

「転職をするなら、ホワイト業界がいい」と思っている人は多いのではないでしょうか。

実際、入社後に重要になってくるのが労働環境です。

いい加減に転職先を選んでしまうと、「実はブラック企業だった」ということもあり得ます。

今回は、ホワイト業界に転職するときの企業の選び方や就職活動のアプローチなどをご紹介していきます。

ホワイト業界って?

ホワイト業界とは、従業員が安心して働ける環境が整っている業界のこと。

例えば、次のような特徴があるとホワイト業界と呼ばれることが多いようです。

  • 休みが取りやすい
  • 残業が少ない
  • 福利厚生が充実している

このほかにも、厳しいノルマがないことやパワハラなどの問題が少ないことがホワイト業界の特徴として挙げられます。

一部のサイトで公開されているホワイト業界のランキングでは、いくつかの業界がランクインしています。

ちなみに、上位にランクインしているのが、市役所などの地方公務や電力、ガスといったインフラ業界です。

また、私立大学や化学業界なども、ホワイト業界の1つと考えられているようです。

こういった業界は、土日祝日が休みなことや繁忙期以外の残業が少ないことなどがホワイトと称される一因になっています。

育児休業の取得実績が豊富だったり、安定した雇用が保障されていたりするところもホワイトと呼ばれる理由の1つです。

企業を選ぶときのポイント「労働環境」

ホワイト業界の企業を選ぶときに必ずチェックしておきたいのが、職場の労働環境です。

休みの取りやすさや残業の量などは、ホワイト企業を見分ける1つのポイントになってきます。

労働環境を知る手がかりになるのが、年間休日数や平均の残業時間です。

このような情報を知りたい場合は、募集要項や求人の紹介欄をしっかり見ておくことが肝心です。

リクナビNEXTなどの転職サイトを利用すると、「年間休日120日以上」や「月間残業20時間以内」などの条件を指定して求人を検索できます。

産休や育休の取得実績がある企業を指定できる場合もあるため、女性が育児をしながら働きやすい職場を探すことも可能です。

労働環境をチェックする際には、その企業の口コミや評判も見ておいたほうが安心かもしれませんね。

ブラック企業の場合、募集要項や広告に書いてある内容と実際の労働条件が異なるケースが多々あります。

入社してから実態に気付いて慌てないためにも、いろいろな方向から企業の情報を集めておきましょう。

転職サイトの場合、その企業で働いている人のコメントが掲載されているケースも少なくありません。

こういった情報も、労働環境を知る1つの参考になるでしょう。

公開されている情報や口コミでもわからないことがあるときは、企業にメールなどで問い合わせてみるのも1つの方法です。

転職サイトによっては、求人をだしている企業に直接質問ができる機能があります。

便利な機能を活用すれば、応募前の疑問がスムーズに解決できるでしょう。

企業を選ぶときのポイント「福利厚生」

福利厚生は、ホワイト業界の企業を選ぶときの2つ目のチェックポイントです。

完備されている保険や年金、特別休暇などが充実している会社は、ホワイト企業の可能性があります。

社会保険や雇用保険、労災保険などは、契約社員やアルバイトの求人でも完備されていることが多いですが、特別休暇や住宅手当などは企業によって充実度に差があります。

有給休暇や慶弔休暇のほかにもいろいろな休暇がある会社は、ホワイト企業かもしれません。

実際、一部の企業では看護や介護、ボランティア活動のための休暇を用意しています。

天候などの影響で公共交通機関が利用できなくなったときや、妊娠中の通院にも別途休暇が設けられている場合もあります。

このような休暇を企業選びの参考にするときは、取得状況も合わせてチェックしておきたいところです。

休暇は、実際に取得できるかどうかが重要です。

制度が完備されていても、取得実績がなかったり、取得しにくい雰囲気だったりするときは少し注意が必要になってきます。

安心して働くためには、健康診断や人間ドックなどが安く受けられるかどうかも確認しておくとよいかもしれませんね。

また、社員旅行や財形貯蓄の制度もよくある福利厚生の1つです。

自分のニーズに合う福利厚生がある企業を選べば、入社後も快適に働けるでしょう。

ホワイト業界の企業を探すときのアプローチ

ホワイト業界に転職したい人は、就職活動のアプローチにも工夫が必要になってきます。

手当たり次第に求人に応募してしまうと、後から後悔することにもなりかねません。

転職するときの就職活動では次のようないくつかの方法が選べるため、自分に合ったアプローチを見つけてホワイト企業を探してみましょう。

転職サイトで求人を探す

リクナビNEXTやDODA、ビズリーチなどの転職サイトは、全国の求人を効率よく探せるサービスです。

希望する勤務地や給与の額を指定して求人を絞り込めるため、自分に合った企業を見つけやすいのがメリットと言えます。

リクナビNEXTやDODAなどの大手の転職サイトの場合、膨大な数の求人が全国から集まっています。

選択肢が豊富なことから、ホワイト企業の求人と出会えるチャンスが多いのが転職サイトの魅力です。

ハローワークで求人を探す

地域のホワイト企業の求人を探すなら、ハローワークも利用してみる価値があります。

実際、ホワイト業界にランクインしている地方公務や私立大学の求人は、ハローワークでもしばしば取り扱っています。

自治体などが職員を募集する場合、このような公的機関のサービスを通じて求人をだすケースが多いです。

タイミングがよければ、労働環境や福利厚生の条件に恵まれた求人を見つけられるでしょう。

求人情報誌で求人を探す

応募先の選択肢を増やしたいときには、求人情報誌も役立つかもしれません。

求人情報を掲載したフリーペーパーなどは、地域密着の求人を多く扱っており、時期によっては地元の有名企業の求人がでていることもあります。

こまめにチェックしておくと、近所にあるホワイト企業の求人が見つかる可能性もでてきます。

エージェントを利用する

リクルートエージェントやハタラクティヴなどのエージェントは、スタッフがその人に合った求人を紹介してくれるのが特徴になっています。

「働きやすいホワイト企業を探したい」といった希望をスタッフに伝えれば、年間休日数や残業時間を考慮して最適な求人を紹介してもらえることが多いです。

エージェントでは、必要に応じて企業と給与や勤務条件についての交渉を行う場合もあります。

応募する前の時点では、質問や希望があっても自分で言いにくいことがありますよね。

応募者に代わって対応してくれるエージェントは、ホワイト企業を探すときにも頼れるサービスになるかもしれません。

焦らずに活動するのがホワイト業界に転職をするコツ

ホワイト業界への転職を目指すうえで1つ気を付けたいのが、精神的な焦りです。

焦りを感じていると、求人を選ぶときに正しい判断ができなくなるケースがあります。

このような場合、ブラック企業の広告に惑わされてしまう可能性もあるため、就職活動はできるだけゆとりを持って進めたいところです。

在職中から少しずつ活動を始めていれば、仕事を辞める前に転職先が決まるかもしれません。

転職サイトや転職エージェントには、メールなどを通じて土日祝日でもコンタクトがとれるところがたくさんあります。

キャリアカウンセリングや適性診断を用意するサービスも多く、自己分析をあらためて行うチャンスも得られます。

早めに活動をスタートして、じっくりと応募する企業を選んでいきましょう。

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