サザエさん症候群って何?毎日を楽しく過ごすために原因や対策法を知ろう

サザエさん症候群

日曜日が終わりに差し掛かるころ、鬱々とした気持ちに陥ってしまう人は多いでしょう。

サザエさん一家に何の罪もないですが、あの一家を見たり、テレビから流れてくるBGMを聞くと、悲しい気持ちになる人が多いです。

サザエさん症候群になってしまう原因や対策法を知ることで、月曜日を楽しく迎えることができます。

仕事に負けず毎日を有意義に過ごすために、サザエさん症候群を克服しましょう。

サザエさん症候群とは?

日曜の夜が憂鬱すぎるのはなぜ?

サザエさん症候群とは、日曜の夜にやっているアニメ「サザエさん」を見ると、「明日から仕事か」「楽しい休みが終わった」と考えてしまい、憂鬱な気持ちになってしまうことです。

サザエさんが放送されている時間帯は毎週日曜日18:30 ~19:00ということで、サザエさんを見終わったり、この時間帯になるとどうしても明日の仕事を思い出してしまうようです。

社会人だけでなく、学生も月曜日から学校が始まるので、学生時代からサザエさんのエンディングテーマが流れると悲しい気持ちになっていた人も多いでしょう。

もちろんサザエさん以外のテレビ番組を見て憂鬱になる人もいますが、サザエさんは2019年に50年を超える長寿番組であり、サザエさんは長い間日曜日の終わりを告げる鉦のような役割になっているのです。

サザエさん症候群は、憂鬱な気分になってしまうだけでなく、場合によっては頭痛や吐き気、食欲不振、睡眠障害を引き起こすこともあります。

月曜日から健康的に仕事を頑張るためにも、サザエさん症候群はきちんと対策、克服しなければなりません。

サザエさん症候群の原因とは?

サザエさん症候群になってしまう原因4つ

会社に行きたくない

仕事場が楽しい場所ならば、憂鬱になったりしないのではないでしょうか。

「会社に行きたくない」「学校に行きたくない」という思いが足取りを重くさせるのです。

職場の人間関係が上手く行かなかったり、ブラック企業で働いていたり、社畜のような生活をしていると、サザエさん症候群になる可能性が高くなってしまいます。

生活リズムが乱れる

人にはそれぞれ生活のリズムというものがあります。

平日は仕事や学校の為に朝7時に起きる人も、休日になると仕事の疲れを癒すためにお昼まで寝ていたり、深夜までテレビやゲームをする人も少なくないでしょう。

せっかく月曜を乗り切ってこしらえた生活リズムを土日で壊してしまうと、体内時計や睡眠時間が乱れてしまいます。

休日に乱れた生活リズムを月曜日に戻すのはエネルギーが必要になりますし、ストレスもたまります。

生活リズムが乱れると「明日早起きしたくない」「仕事に行くのが面倒くさい」と感じ、サザエさん症候群になりやすくなってしまうのです。

生活リズムが崩れていると脳がしっかり働かず、思考回路が鈍ってしまうので仕事のやる気がなかなか起きません。

ストレスがたまっている

会社に行きたくないということは、仕事場がストレスの原因になっている可能性があるでしょう。

休日に家でゴロゴロしているだけではストレスを発散することはできません。

毎日のように残業が続くと日頃のストレスを処理することが難しくなりますし、このような状態が続くと朝起きても前日の疲れがとれず、疲れやストレスが蓄積されていきます。

休日になればストレスから逃れることができますが、休日が楽しければ楽しいほど余計に会社にいきたくなくなってしまうでしょう。

ストレスがたまっていたり、仕事場でのストレスが高い人はサザエさん症候群になりやすくなります。

休日が大好き

仕事が特に嫌いというわけではなくても、休日が好きすぎると誰でも仕事をしたくないと思うことがあります。

休日を楽しみすぎると、休日が終わる時の喪失感もひときわ大きいものになってしまうのです。

休日が好きな人は、ゴールデンウイークなど長めの休みの時に「この時間が永遠に続けばいい」と思うことでしょう。

休日が好きすぎると、休日が名残惜しくなり、サザエさん症候群になってしまうことがあります。

サザエさん症候群の対策

サザエさん症候群の対策方法5つ

月曜日に楽しいことを用意しておく

サザエさん症候群は別名「ブルーマンデー症候群」と呼ばれており、サザエさん症候群の人にとっては月曜日が一番辛く、悲しい日になるでしょう。

ならば、月曜日をとても楽しい日にすればいいのです。

月曜日の仕事が終わった後にご褒美を用意しておくことで、月曜日を迎えるのが毎回楽しくなり、ご褒美目当てに頑張ることができます。

例えば好きな人とデートの約束をしたり、美味しいものを食べたり、仕事終わりに遊びに行ったりなど。

「次の休日まで楽しいことはお預けだ」、「辛い日々の始まりだ」と考えるのではなく、月曜日は楽しい日だという認識を持つことができれば、サザエさん症候群になりにくくなります。

生活リズムを変えない

休日になり、夜更かししたり、寝たい時に寝るなど、仕事の日とは180度違う生活にしてしまうと、生活リズムや体内時計が乱れてしまいます。

休日も平日と同じように生活することで生活リズムが乱れにくくなり、休み明けも高いパフォーマンスを発揮することができるでしょう。

休日にダラダラ過ごすなど、体を緩めた状態から戻すのはエネルギーが必要になります。

もちろん休日にゆっくり休むことも大切ですが、なるべく同じ時間に寝て、起きるということを心がけることが大切です。

仕事に行きたくないのはみんな同じだと考える

「仕事が生きがい」何て人も中にはいますが、お金を稼がないと生きていけないからとりあえず仕事をしているという人は多いでしょう。

誰だって休み明けの仕事は辛いものです。

仕事に行きたくない、もっと休みたいと感じているのは、人に話したり表情に出してないだけで大半の人が思っていると言っても過言ではないでしょう。

月曜日は楽しくないと思うのは普通のことなのです。

辛いのは自分だけじゃないと考えることで少しづつ気持ちが楽になりますし、みんなも月曜日に頑張って出社しているんだから自分も頑張ろうとポジティブに考えれば、行きたくないという気持ちが薄れていきます。

オンとオフという考え方をやめてみる

仕事をする日を「オン」、仕事をしない日を「オフ」と考えてしまう人がいます。

それにより仕事は辛くても頑張らなければならない、休みの日は天国だという風に考えてしまうのです。

サザエさん症候群になってしまうのは、オフからオンに切り替わる瞬間です。

その境界線が自分の中でハッキリしているからこそ、オンに切り替える時に憂鬱な気持ちになってしまうのです。

平日でも、自分の趣味を楽しんだり、楽しいことを見つけるようにすれば、オンとオフの境界線が曖昧になっていき、仕事の辛さが軽減されていきます。

逆に休日の日は勉強したり、体験したことや得られた人脈などを少しでも仕事に繋げるようにすれば、オンとオフを切り替えることがなくなり、憂鬱に思うことが少なくなっていくでしょう。

仕事の悩みを軽減させる

サザエさん症候群になってしまう原因が仕事場にあるならば、その悩みを解決しないと仕事に行くのが嫌になってしまいます。

自分の努力や行動しだいで改善の余地があるならば、平日のうちに解決し、問題を休日に持ち込まないことが大切です。

しかし、自分ではどうにもならない、今後改善される可能性がないほど深刻な悩みならば、思い切って職場から離れることも必要です。

辛いことに耐え続けたり、自力で乗り越えられないような悪環境に置かれている場合、その職場から離れないとサザエさん症候群を完全に治すことは難しいでしょう。

サザエさん症候群を引き起こしているのは、仕事のストレスや心身のバランスがおかしくなっている時に現れる心のサインかもしれません。

完全につぶれる前に、月曜日から楽しく過ごすために、退職するということも一つの手です。

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